ジオリーダーズ活動案内

 このプログラムでは、筑波山やその周辺での楽しい自然体験や農業体験、研究施設の見学などを通じて、子どもたちが直接自然と関わりながら環境保護の大切さを学びます。また、持続可能な生活(環境を守りながら生活)についても理解を深めます。

 年間を通して、ジオトレ体験(※ジオトレ=ジオトレッキング)、農業体験、ワークショップ などの活動を行います。(学校休業日に月2~3回程度の活動を予定しています)

G. ジオトレ体験

 ジオトレッキングの「ジオ」とは「地球・大地」のことを指します。
 ジオトレッキングは、その土地の山の成り立ちや地質学的な特徴がわかる所を巡りながら、自然・文化・景観などの新たな発見を体感することを目的としたトレッキングのこと、つまり気軽に「フィールドサイエンス」を実践することが大きな目的のひとつです。
 ジオトレッキングの楽しみ方を知れば、トレッキングやウォーキングは単なるレジャーではなく、その地域の文化や自然の保全、防災、地域振興などの多くの人に役立つアクティビティとなりえます。

 ジオリーダーズのジオトレ体験では、子供でも安全に歩けるコース(1km~3km程度)を設定して、ジオトレ案内人の目による観察スポットを案内したり、子供たちが自ら発見した事柄や疑問に答えながら歩きます。

のぼる
のぼる

みんなで一緒に歩くことで、集団内での責任感や
リーダーシップの向上も期待できるよ。

筑波山のガマ石
宝篋山頂から望む筑波山
つくば市中央公園

A. 農業体験

 ジオリーダーズでは、「正しい知識」を持って自然を保護・管理することの重要さを体感することもひとつの目標としています。
 普段、自然に触れ合う機会のない子供たちは、はじめは見ているだけで構いません。みんなが作業している様子を見て、徐々に自ら参加していけるようになっていきます。このようにして「共同作業」における社会的責任感とリーダーシップが養なわれます。

 ジオリーダーズの農業体験では、霞ヶ浦・北浦の環境保全を目的に荒廃した谷津田を再生した田んぼや、農業と水産業を組み合わせて水循環をさせた田んぼなど、自然の「循環」を重視した農業を行っている場所にて農業体験を行ったり、周辺環境の観察を行います。
 また、体験農園にての収穫体験なども行い、楽しみながら自然や農業と触れ合う機会を提供します。

あるこ
あるこ

田畑周辺の草花や昆虫探しもおもしろそう!

北ノ入田んぼの谷津田
雑木林で成長したきのこ
先進農水産システムの水循環装置

W. ワークショップ

つくばは自然と科学のまち。筑波山を望む台地の上には、数多くの企業や研究所があり、ジオリーダーズ育成には最適のまちです。
 博物館等の公開施設を訪問して、最先端の研究や自然のしくみを学んだりワークショップに参加をすることで、探求心を養います。

 ワークショップでは、専門家による講義や実験、博物館等での公開講座等への参加を予定しています。

◆ 独自の実験・講義
◆ おもしろ理科先生(講師派遣)による実験
◆ リサイクルワークショップの実施 など

のぼる
のぼる

専門家による講義で最新の知識を得ながら、環境問題を学ぼう!

あるこ
あるこ

自由研究の題材探しにも役立つわ。

すぴか
すぴか

花や木の実、リサイクル素材などを使って、楽しくものづくりをしてみよう!

ジオリーダーズの仲間たち

ケロ山兄妹
のぼる: つくば在住のジオリーダーズ先輩の大学生
あるこ: のぼるの妹。ジオリーダーズ隊員

すぴか(山の精霊)
普段は筑波山のガマ石に住んでいる。
ジオトレやジオリーダーズ活動の時はのぼるの帽子に隠れていて、困ったときに助けてくれたり教えてくれたりする。
6千万年前に地下深くで誕生した。